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同意ボタンの現実世界への進出

前回、スワンナプーム国際空港で帰りの便でチェックインする時、
エコノミーの席の人は、キオスク(?)とかいう無人の端末でチェックインするのだが、
以前と違う画面が一瞬出た。
英語とタイ語と後一種類くらいの言語で表示できたけど日本語表記はなかった。
空港で顔認証のデータを使っていいかどうかの、同意または拒否のボタンの画面だった。
空港全体で使用するらしかった。

気持ち悪いので僕は、拒否した。
もしゲートで引っ掛かったら、と思って躊躇はしたが、最悪の場合はチケットを
再発行して貰えばいいだろうなんて思った。

(空港中に監視カメラがあるのだ。誰がどこのトイレを何回、何分使ったかまで記録できるだろう)
(もちろんAIに繋げられて)



最初のゲートは、顔認証の機械への列2つと、人間にパスポートと見比べてもらう列1つがあった。
人間の列が壁側で、機械の列が手前だった。

並んだ人数の比は、1:4以上あったんじゃ無いだろうか?

それでも一定数は人間に見てもらってた。
人間の列を選んだのは、顔つきから、インド系かアーリア人っぽいのが多いように思えた。

僕は途中のゲートで、機械の列に誘導された。
引っかかるのでは、と思ったらやっぱり引っ掛かって、2回エラーになったら係員が気づいたのか
人間に見てもらう場所に誘導された。

飛行機に乗る直前の最終のチェックでも、
顔認証の機械の列が2つと、人間に見てもらう列1つがあった。

人間の列を選んだ人はなんらかの信念があって選んだのだろうか。

最初のキオスク端末での拒否、同意ボタンの場面で、英語表記とかしか選べないというのは、
日本人にとって、考えるべきことではないか。

ホイホイと同意ボタン押してたらいけないだろう。
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